現代戦国時代2

学校は、何やら活気づいていた。
 
特に男子は、それぞれの教室で自分の持つ現代戦国時代の情報を交換しあっている。
 
「虚しいもんだな。前まで禁止令まで出たゲームなんだぜ……」
 
「幸村、隆盛。お前らも話に加わるか?」
 
おちゃらけたような口調で話し掛けてきたのは、源内だった。
 
廊下でたそがれる俺達三人は、発売に浮かれている男子とは対照的である。
 
「ふぁーあ……しかし、困ったもんだね。何の情報もないのに、もう発売なんてね」