現代戦国時代2

寒さが体をつんざく。
 
体力も立っているだけで無くなっていくようだ。
 
「闇雲の比じゃないな。このヤバさは……」
 
隆盛は刀を持つ手が震えている。
 
俺も槍を持つ手が震え、徐々に力が無くなっていくのを感じる。
 
このままじゃ全滅だ。
 
「ははは……ようやく諦めがついたようだな?」
 
白夜は高らかに勝ち誇った笑い声をあげた。
 
しかし、地豹は少し浮かない表情をしている。
 
何やら頭を押さえ込んでいる。