白夜は大きく後ろにジャンプした。
 
「うなれ……残雪!!」
 
宝玉が輝き、辺りの雪が白夜の槍にまとわりつく。
 
槍にまとわりつく雪は氷に変わり、槍は一層大きな氷の槍となった。
 
「いくぞ……次はこちらの番だ!!」
 
「気合い入れろよ、佐助」 

身構える俺達。
 
白夜は滑るようにして、こちらに素早く近づいてくる。
 
「まずは貴様からだ!」
 
狙われたのは俺。