「そう。このゲームをすることで様々な動きを可能にするんだ。頭に刷り込んでね」
 
「なるほど」
 
ゲームの仕組みはわかった。
 
しかし、まだ理解できないことがある。
 
「でも、どうしてこの話を?」
 
「この話にはまだ続きが………」
 
謙信が続きを言おうとした瞬間だった。
 
寺の中に冷ややかな空気が流れる。
 
慶次は凄まじい剣幕で立ち上がった。
 
「野郎……なんで、ここに!?」