「さぁ、さっさと行くわよ」
 
現代戦国時代の電源をつけると、女の子は有無を言わさずゲーム機材を渡してきた。
 
「え……?」
 
「あいつらに捕まりたくないならさっさと行くしかないの」
 
もう何を言っても無駄なようだ。
 
俺は機材を手に取った。
 
「いい?私と合流したら、私の指示に従ってもらうわよ?」
 
「はいはい」
 
さっきからずっと従っているつもりだったのだが。
 
そして……
 
俺はゲームの世界に再び飛び込んだ。