現代戦国時代2

俺は車の入れない道をひたすら進むことにした。
 
脇道に入った瞬間、女の子はぎゅっと抱きついてきた。
 
昼に食ったパンが出てきそうなくらい苦しい。
 
「おお……」
 
「前見なさいよ!!」
 
あんたのせい……とは言い切れず、必死にペダルをこぐ。
 
「なぁ、どこに逃げればいいんだよ!?」
 
「あんたの家でいいわ」
 
まったくドキドキしないシチュエーションの家庭訪問だ。
 
俺はあれこれ言わずに自転車を走らせる。