現代戦国時代2

海野は汗を拭うのを止め、何やら遠い目をしている。 

「ダチ……」
 
小さくつぶやく海野。
 
「えっ?」
 
「ダチを探してる。ずっと探してるけど……見つからないんです」
 
淋しさを紛らわすように海野は小さく笑った。
 
俺はそれを見て、海野の朋を思いやる気持ちがわかったような気がした。
 
「ずいぶん仲が良かったみたいだな?」
 
「あいつはダチって言うよりは、仲間なんですよ……同じ穴のムジナなんです」 

意味をわかって使っているのかは定かではないが、二人の間には何やら絆があるらしい。