現代戦国時代2

町を歩くだけでも海野に声をかける人は絶えなかった。
 
「人気なんだな……」
 
隆盛はなぜか悔しそうにその光景を見ていた。
 
海野の明るい人柄、人のよさそうな笑顔がそうさせているのだろう。
 
どことなく雰囲気が前田慶次に似ている。
 
城の門をくぐり、いよいよ城内に入った。
 
ひんやりとした空気と木々の薫りが漂っている。
 
「今から天守閣に行くぞ。お頭はそこから景色を見るのが好きだからな」