「じゃあ、こいつは二人に預けとくぜ」
 
源内に手渡されたメモリーカード。
 
たいして重くもないのに、なんだか重みがあるように感じられる。
 
この中には、俺の戦いのすべてが入っているんだ。
 
「さてさて、まっ、策は渡したからな。あとは発売を待つのみだな?」
 
源内は窓の外を見て、ヘリコプターがまだ飛んでいるのを確認する。
 
戦いの日は近い。