現代戦国時代2

ピラピラと紙切れを風にさらしながら、老人は黄ばんだ歯を見せながらニヤニヤ笑っている。
 
まるでぺてん師にしか見えない。
 
「なんでそれを売ろうとする?」
 
俺にはそれがわからなかった。
 
まるで狙って現われたような人間だ。
 
奴らの手先にも考えられる。
 
「そらぁ、生活するためさね。わしみたいな奴は売ることしか生活費を稼ぐ術がないからの」
 
急にせきこみ、弱々しさをアピールする老人。
 
こんなものに騙されてたまるものか。