現代戦国時代2

「闇雲か!?」
 
隆盛の呼吸はひどく乱れている。
 
今の攻防だけでも、かなりの精神的なダメージがあったようだ。
 
「無いとは信じたいが、もしかしたら残党ってことも考えられるな」
 
源内は、そう言って、辺りを見回した。
 
背後の合戦場から、事態に気付いた兵がやってきている。
 
正面には、刀を持つ強者。 

すると、遠くからさらなる足音と怒声が聞こえてきた。