現代戦国時代2

びゅんっ!!
 
一気に凪ぎ払った一撃は、三人の命を狙ってきた。
 
隆盛はしゃがんで、源内と俺は後ろに一歩飛んで、なんとかかわした。
 
凄まじい剣速だ。
 
「そんな長い刀じゃ懐に入られたら、おしまいだぜ!!」
 
隆盛は、居合いで相手に切り付けた。
 
刄がきらめく――
 
しかし、刄は鎧の前に弾かれる。
 
隆盛は、身を翻し、俺達のいるところまで一旦退いた。