「ふふふ……そういうことだね。まずは、ウィルスを送ろう。とっておきのね」 

パソコンの前に座る青年は、ゆっくりとパソコンのキーを押し始める。
 
ゆっくりゆっくりとキーが押される度に、まわりの二人の男と一人の女は肩を震わせる。
 
「ははは……みんな、楽しみなんだね。僕も楽しみだよ。覇王を越えるなんて」