現代戦国時代2

ズドンッ!!
 
龍杏の怪力で俺は投げ飛ばされたようだ。
 
前の俺ならば……
 
「ふははは!!」
 
高らかに笑う龍杏。
 
龍杏の頭の上で、俺はその笑い声を聞いていた。
 
「ずいぶん、すばしっこくなったみたいだな?佐助」 

「まぁ……それなりに」
 
ピョイと飛び降り、俺は龍杏と向かい合う。
 
「これを受け取れ。まだ使い道もわからんが、ワシの気に入りのものだ」