現代戦国時代2

俺は乱暴に畳の上に座り、二人の顔を見た。
 
「会ったのさ」
 
「会った?誰にだよ?」
 
「さぁな。誰かは知らないが人間ではなさそうな感じだったよ」
 
人間ではなさそうな感じ――
 
この一言で、二人にはだいたい俺の言いたいことがわかったようだ。
 
源内が大きくため息をつく。
 
「なるほど……今回の敵の思った以上に手が早いみたいだな?」