現代戦国時代2

「いらっしゃいませ。総合案内所へようこそ」
 
「あ……どうも…」
 
かしこまった受付嬢に、俺までかしこまってしまっていた。
 
受付に備え付けられた木椅子に座り、俺は受付嬢と向き合う。
 
「御用をお申し付けください。明確でお決まりでない場合は、こちらのプログラムに従い、順に説明させていただきます」
 
淡々としたしゃべり方。
 
先ほどの万屋の主人に比べれば、人間味はさほど感じられない。