現代戦国時代2

まず、目についたのが、万屋だった。
 
店頭には、おにぎりなどの食べ物から、刀などの武器といった様々なものが並んでいる。
 
「いらっしゃいませ、何かお探しで?」
 
「いや……見てるだけなんで」
 
「そうでございますか。どうぞ、ごゆっくり御覧ください」
 
ゲームなのに会話ができている。
 
恐るべきゲームだと思った。
 
しかし、持ち金は0。
 
俺は主人に会釈して、万屋をあとにした。