――部活の後、俺は自主練をしていたんだ。



そして彼女もまた、






1人残って練習していた。




なんとなく様子がおかしかったので見ていると、`パタン´と、小さな音をたてて彼女は倒れた。




驚いた俺は、どうしていいのかわからなかった。




けど――……






周りには誰もいないのだから、俺がどうにかするしかなかったんだ。





仕方なく、冷したタオルを彼女にあて、暫くすると目を覚ました。


“気づいた?”


俺が声をかけると、彼女は驚いて起き上がろうとした。



“…ッ。ゴメン。










ってか、練習中でしょ?










ほっとけばよかったのに”



気分が悪いのか、彼女は起き上がることもできなかった。


“あのさー、










体調悪い時くらい部活休めよ。


倒れるまでやるか普通”