その後も、諸手続きを済ませて、詩音は電話をし始めた。 おそらく、親に報告をしてるのだろう。 ・・・が、暫くして、詩音が俺に電話をわたした。 おい。これって、詩音の親と話せってことか? いくらなんでもそりゃねーだろ? しかし、詩音はそんな俺を見て楽しそうに笑ってる。 “良いから早く話しなよ?” “・・・分かったよ” そして、意を決めて電話をとった。 “・・・もしもし?”