遅刻ギリギリのところで教室に滑り込みセーフ。
生徒玄関から教室まで全力疾走したからか、息切れが絶えない。
ダラリと机に突っ伏する。
ホームルームが終わり、深がいつものように隣の席にやって来る。
見慣れた行動、毎日のやり取りで、しかし頭の中はメロンパンでいっぱい。
蒸しパンが入っているビニール袋を何度も何度も覗くが、蒸しパンがメロンパンに変わっていることはなく、無性に昼時が心配になる。
メロンパンじゃないと、テンションが上がらないんだよな。
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