りんご飴、みたいな。



――!!!



「バレたら、向こうは確実にクビだし、俺は、良くて謹慎処分。
下手すりゃ退学。


そんな危ない橋、渡れない」




全身に、氷水がかかったみたいだった。






”シンヨウ デキナイ”






一春の目を見て、初めて気付いた。
カオは笑っているのに。
目だけ、射抜くようにあたしを見てる。



真剣ソノモノ。



そんな言葉が頭をよぎった。













「だから、さぁ…?」