ダーリンは王子様★

声のするほうに目をやるとベンチの後ろに隠れている人がキレイな女子3人組に絡まれていた。


そりゃあね…
だってあの人怪しかったし…
に、してもあの女子3人組超こえぇ…


なんで女子ってあんな怖いの…


やだやだ。









「何してるの?」


「おっ王子!」




頑張れ俺!
ビビるな俺!
王子だろ俺!
弱いものイジメはダメダメ!



「いや、あのぉ、この子が間違って王子の敷地に入ってきてたから教えてあげてたんですぅ♪」



いや…あの…全然そんな風に見えなかったんですけど…てか別に敷地に入ってきたっていいじゃんか。


チラッと座っている人に目をやる。


見たことない女の子。

とりあえず2年生ではないのは確か…だな。


「そうだったんだ。でも、乱暴はダメだよ?優しく教えてあげてね。」


しゃがんで乱れた女の子のネクタイを直してあげる。

ネクタイつかんで脅しとは…怖いなー…ヤクザじゃん。


3人組の女子は気まずそうにその場から立ち去っていった。


ふと、女の子はクンクンと鼻先を動かしている。



なに!?
俺クサい!?
確かに今日は時間なかったから朝シャンしてこなかったけど…


「どうしたの?」


「あのっ!何の香水使ってるんですか!?」



…………は?