ダーリンは王子様★

「じゃあ好きなとこに座って♪」


「失礼します!」



あずさんに促され白いソファーに腰かけた瞬間…



「あ!」



タダっちが思い出したように叫んだ。



「どうしたのタダっち?」



「俺このあと5時から職員会議あるんだった。スッカリ忘れてたわ…て、ことで悪いが早乙女お茶はまた今度な!じゃ!」



タダっちは腕時計を見ると慌てて部屋から飛び出して行った。




ちょ……


あたしひとりじゃん!




「真さんも忘れっぽいからね。ユカちゃん何飲む?」


「えっ!?あ、何でもいいです!お任せします!」



ふたりきりだと思うと途端に緊張してきた…



「これ、ヨカッタら食べて♪マカロンなんだけど。」



白いテーブルの上に出されたのは、色とりどりのマカロン。


マカロンって、携帯ストラップとかデコるアイテムでしか見たことなかったけど…実際に食べる人いるんだ…



貴族じゃん!




初マカロンを目の前に庶民のあたしは緊張で手が震えていた。


最高にダサい!


「お、お言葉に甘えて…いただきます!」


ピンク色のマカロンをつまんで口に放り込む。