ダーリンは王子様★

部屋の右奥にちょこんとあるドアを指差す。


あたしの目的はあそこなんだよ!


わたぽんが言っていた…


『生徒会室の右奥にドアがあるんだけど、そこはVIPルームに繋がってるんだ。多田さん使ってそこから部屋に入れば、誰にも気付かれずVIPルームに侵入できる。あとはユカリンの気合いでなんとかしなよ。』



さすがわたぽん…

インテリメガネはダテじゃないな!





「あぁ、あそこか。あそこは隣りの教室と繋がってるんだよ。」


「となりの教室~?」




知っているのに知らないフリ!



「あ、もしかしたら政宗いるかもしんねーぞ?ちょっと行ってみるか。」




キターっ!
あたしはそれを待ってたんだよタダっち!




「おーい、いるかー?入るぞー。」



タダっちがノックをしながら言った。



「はーい。」



あのドアの向こうに王子がっっ!




「うわ…相変わらずスゲー派手な部屋だな。」


ドアを開けて中に入った瞬間、フワッとめちゃくちゃイイニオイが鼻を通り抜ける。