「成績優秀だっていうからどんなやつかと期待してたのに…こんな脳天気なヤツだとは…」


「期待に応えられなくてすみません。えへへ☆」


「笑ってないでちょっとは反省しろよ。」


「違うんですよ!散歩してて芝生チェックしたらディオールのお姉さんがいいニオイで王子が現われたんです!」


「お前、ビックリするほど文章能力まるでゼロだな。全っ然意味わかんねーよ。」


「え?ホントですか!?自分ではかなりうまくコンパクトにまとめたつもりだったんですけど!」


「スゴい自信…」


「とにかく!王子様に会ったんです!あたし!」


「王子様だ~?」


「はいっ!超超超超超カッコよかったです!で、王子様にみとれててうっかり遅くなっちゃったってわけなんです!」


「王子……あぁ、政宗のことか。」


「なに!?タダっち知り合い!?」