「…あたし、ちょっと行ってくる!」
マスクもメガネも外し臨戦態勢に入る。
「ちょっと!今ユカリンが出てったら火に油を注ぐようなもんだよ!」
「だってなんで王子が土下座なんかしなくちゃ…」
そんなの見てられないよっ!
香奈ちゃんにムリヤリ止められもがくあたしの前で、王子は舞台横に一歩ズレた。
王子の頭から足の先まで全部が見える。
「土ー下ー座!土ー下ー座!」
おもしろ半分でコールを呼ぶ人、本当に怒ってる人、王子の土下座なんてみたくなくて目を背ける人、色んな人の色んな感情があたしの中に入ってくる…
やめてよ……
もうやめてよ……
王子がその場にヒザをついた。
やめて……
王子
ダメだよ!!
あたしを押さえていた香奈ちゃんの腕を思いっきり振り払う。
「ユカリン!」
「……ちょっといい加減に………」
「土下座しろなんて最高にダサいこと言ってんのはドコのどいつー?」
『ちょっといい加減にしなよ!』と叫ぼうとした瞬間、誰かがあたしの肩に手を置いて言った。
「土下座が見たいなんて悪趣味極まりないんじゃないの?」
「あ……あず先輩っ!」
「やっほ☆ユカちゃん♪」
あたしの後ろにいたのはあずさん!
全員の視線が一気にあずさんへと集中した。
「ユカちゃんが怒りたい気持ちはわかるけど、僕にも言いたいことがあるから待ってくれるかな?」
そう言われあたしは思わずコクリとうなずいてしまった。
マスクもメガネも外し臨戦態勢に入る。
「ちょっと!今ユカリンが出てったら火に油を注ぐようなもんだよ!」
「だってなんで王子が土下座なんかしなくちゃ…」
そんなの見てられないよっ!
香奈ちゃんにムリヤリ止められもがくあたしの前で、王子は舞台横に一歩ズレた。
王子の頭から足の先まで全部が見える。
「土ー下ー座!土ー下ー座!」
おもしろ半分でコールを呼ぶ人、本当に怒ってる人、王子の土下座なんてみたくなくて目を背ける人、色んな人の色んな感情があたしの中に入ってくる…
やめてよ……
もうやめてよ……
王子がその場にヒザをついた。
やめて……
王子
ダメだよ!!
あたしを押さえていた香奈ちゃんの腕を思いっきり振り払う。
「ユカリン!」
「……ちょっといい加減に………」
「土下座しろなんて最高にダサいこと言ってんのはドコのどいつー?」
『ちょっといい加減にしなよ!』と叫ぼうとした瞬間、誰かがあたしの肩に手を置いて言った。
「土下座が見たいなんて悪趣味極まりないんじゃないの?」
「あ……あず先輩っ!」
「やっほ☆ユカちゃん♪」
あたしの後ろにいたのはあずさん!
全員の視線が一気にあずさんへと集中した。
「ユカちゃんが怒りたい気持ちはわかるけど、僕にも言いたいことがあるから待ってくれるかな?」
そう言われあたしは思わずコクリとうなずいてしまった。


