ダーリンは王子様★

オシャレなど興味もないと思っていたけれど、少なからずそんな自分を変えたいと思っていたのだと思います。


入学式の日に舞台の上に立つ早乙女先輩を見て、恐れ多くもあぁなりたいと、憧れたのです。



外見が変わったことで中身も少しずつ変わってきました。


それでもやはり、外見の劇的な変化に中身はついていくことが出来ずにいました。


その結果、学校では王子候補、王子としての自分を演じていました。


先輩に選んでもらい、代表として王子様としてここに立つ以上、僕には王子様を無事勤めなくてはいけない責任がありました。


学校にいる僕はすでに僕ではなく、みなさんが作り上げたものでしかありません。



本当の僕は、


あの写真の僕なのです。



今までみなさんに嘘をついて、申し訳ありませんでした。



それと、


もうひとつの写真のことについてお話しさせていただきます。






「ユカリンのことだよ!」


「……だね。」




彼女は


僕の大切な人です。」



そのセリフを聞いた途端、ショックでフラフラとする生徒が何人もいた。


やっぱり王子ってスゴい人気なんだな…





「王子様には暗黙のルールで恋愛禁止、特定の人と仲良くすることは禁じられています。