あずさんと大空は黙って部屋を出ていってしまった。
「…梓さんが…見つけてくれたんだよ、この子だって。」
あずさんが?
どうやって!?
スゴすぎるでしょ!
「ごめんなさいっ……こんなに大変な騒ぎになると…思ってなくて…」
田中さんは泣きながら謝った。
「なんで蒼井に嫌がらせするの。」
「王子!」
王子は少し……というかカナリ怒っている様子だった。
「……あたし…王子のことずっと好きだった……ずっと見てた…だから…悔しくて…」
なんだか胸が痛くなった。
近くにいるのに遠い存在で、ずっと側で見てた。なのに、途中からあたしが現われて王子に好きになってもらえて…
振り向いてもらえない。こんなに近くにいるのに気付いてもらえない。
田中さんの“悔しい”って気持ちが痛いほど伝わってきた。
田中さんもあたしと同じように王子のことが好きだっただけ。
ただ、それだけのこと。
あたしや他の子と変わらない、誰かを好きになる普通の女の子。
その気持ちが少し暴走してしまっただけのこと。
「……田中さん。田中さんの気持ちはスゴくうれしいよ。だけど、田中さんが僕を好きなくらい、僕は蒼井のことが好きなんだ。だから、蒼井に嫌がらせをするのはスゴく困る。」
「…梓さんが…見つけてくれたんだよ、この子だって。」
あずさんが?
どうやって!?
スゴすぎるでしょ!
「ごめんなさいっ……こんなに大変な騒ぎになると…思ってなくて…」
田中さんは泣きながら謝った。
「なんで蒼井に嫌がらせするの。」
「王子!」
王子は少し……というかカナリ怒っている様子だった。
「……あたし…王子のことずっと好きだった……ずっと見てた…だから…悔しくて…」
なんだか胸が痛くなった。
近くにいるのに遠い存在で、ずっと側で見てた。なのに、途中からあたしが現われて王子に好きになってもらえて…
振り向いてもらえない。こんなに近くにいるのに気付いてもらえない。
田中さんの“悔しい”って気持ちが痛いほど伝わってきた。
田中さんもあたしと同じように王子のことが好きだっただけ。
ただ、それだけのこと。
あたしや他の子と変わらない、誰かを好きになる普通の女の子。
その気持ちが少し暴走してしまっただけのこと。
「……田中さん。田中さんの気持ちはスゴくうれしいよ。だけど、田中さんが僕を好きなくらい、僕は蒼井のことが好きなんだ。だから、蒼井に嫌がらせをするのはスゴく困る。」


