ダーリンは王子様★

「…今、なんか隠さなかった?」


「あぁ!その、ゴミが落ちてたんで☆」


「…あ、そう。早く帰るぞ。」


「はいっ!」




駅まで王子と並んで歩く。


うれしいし、楽しいハズなのに…


頭はさっきの手紙のことでいっぱいいっぱいだった。



「……い、蒼井!」


「えっ?あ…はい!」


「話聞いてた?」


「あ、ごめんなさい…なんでしたっけ?」



全然聞いてなかった…



「……どうした?」


「え?」


「なんかあっただろ。」


「なんでですか!?」


「様子が変。」



どうしよう…


あんな手紙もらったなんて王子に言えるわけないよ…




「あぁ、ちょっとその、幸せすぎて…幸せボケしてました☆」


あたしは「えへへ♪」と笑うと頭をかいた。


「…ならいいんだけど。」


そう言うと王子はあたしの頭をポンポンと叩いてくれた。



王子と駅で別れ、家に向かう。



「どうしよう…」





誰かがあたしと王子の関係を知っている。


王子の秘密を知っている…。



これ以上あたしが王子と仲良くすれば、王子の秘密をバラされる…


そんなことされたら…確実に王子は王子様をやめさせられちゃう!



どうしよう…


でも一体誰なんだろ!?


バレないようにしてたつもりなのに…