ダーリンは王子様★

「そうですよね……」



「先に手を出したのは俺だし、俺に責任があるからお前は何も気にしなくていいんだけど…その…俺も手を出さないように極力気をつけるから!」



なんの宣言だコレ!



「そうですよねー…」



「え…もしや少し残念がってる?」


「うん。」


「うんって……!襲うよ。」


「キャーッ!恥かしいー!」


「自分で言っといてなんなんだよ…」


「へへっ☆」



蒼井は照れくさそうに笑うとピタッとくっついてきた。


「…なに。」


「くっつきたい気分なんです☆ダメですか?」


「…ダメじゃない。」





あー……もー……今日はなんかこういう歯が浮くくらい甘い場面が多すぎてどーにもこーにもならないカンジなんですけどー



しかもこのドキドキワクワク感がまた楽しいというか…いい高揚感というか…



どうしたもんかね。





付き合うようになったらもっとこういう甘い場面が増えんのか?


俺…ちゃんとやっていけるだろうか…


今日みたいに毎回毎回ちょっとしたことで理性なくしてたんじゃ男として情けないよな…



ちょっとリアルに、しっかりしないとヤバいだろ、俺。



並んで歩いているうちにあっという間に駅についてしまった。


「駅から家まで近いんだっけ?」


「徒歩10分くらいです☆」


「…大丈夫か?」


「明るくて人通りの多い大通りを通ってくんで大丈夫です♪心配してくれてありがとうございます☆」