ダーリンは王子様★

ドサッ!





「……………………」




ヤバい…


この態勢は………




実にマズい!




蒼井によっかかった拍子に蒼井はそのまま後ろに倒れてしまった。


とっさに俺はパッと蒼井の身体から腕を離したが、今度はベッドと俺を支える腕とで蒼井を挟み撃ちにしてしまっていた。




つまりコレは…




何かが…



始まってしまいそうな




態勢です。




心臓はさっきにも増して早く脈を打つ。


たぶん今俺の心臓、限界値に達してます。



「………あ…蒼井…」



「……は、はいっ…」



俺の真下に仰向けで寝ている蒼井は目をパチクリさせていた。



「あの……王子……」


「はい…」


「……こういうとき……あたしは…どうすればいいんですかっ?」




か…可愛い…

実に素直な質問。



てか、俺もコレに関しては答えがよく分からないんだけど、たぶん…



「…目つぶっとけばいいと思う。」



本当かーい!
違う気がするが…


まぁいいよ…


てか、



もうどうでもいいよ。



眠るように目をつぶる蒼井にもう1度キスをした。



…まだ目つぶってるし…


もー…やっちゃうよ?


蒼井に顔を近付けた瞬間、パチっと目が開いた。



「…………あ………雪……………王子!雪!!」


「……雪?」