ダーリンは王子様★

「そうだけど…なんで?」


「いや、弟くんいるっていうから同じ部屋なのかと思って☆」


「あぁ…中学までは一緒だったけどさすがに高校まではキツいから部屋わけてもらったんだよね。」


「そうなんですかぁ。」


「……見る?」


「ぜひ!」



階段を昇り自分の部屋に到着。



「ココ。」



「え……ぅえっ!?めちゃくちゃキレイ!!しかもオシャレ!」


部屋に入るなり蒼井は叫び声にも近い声をあげた。



「…そうかぁ?」



俺の部屋は基本的に黒・灰色・白で統一されている。


カーペットは白、机は黒。


ベッドカバーは黒、カーテンは灰色。


それ以外の本棚も収納ラックも全部モノトーン。



「あたしの部屋よりキレイなんですけど。」


「どんだけ汚いんだよ。」



俺はキレイ好きってわけじゃない。フツーレベル。


フツーに掃除もするし片付ける。


これより汚いって…蒼井の部屋にあんまり行きたくないわ、俺。



「へーっ☆ここに王子が住んでるんですね~。確かに…王子のニオイがします!」


「なんかその言い方いやなんだけど…」


蒼井は部屋をぐるりと見渡したあとベッドにちょこんと座った。



「男の子の部屋ってこんなカンジなんですねー。」


「お前んち兄貴いるじゃん。」


「あー部屋は基本ノータッチなんで。向こうはズカズカ入ってくるんですけどね。」