ダーリンは王子様★

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「ついに政宗も童貞卒業かぁ~。おめでとう☆」


「は?」


終業式終了後のホームルームの時間、なっちが微笑みを浮かべ俺の肩に手を置いた。


「は?じゃなくて、家に彼女を呼んだってことはつまりその気があるってことでしょ?」


「え………えぇ!?」


「なに驚いてんの。」


「そういう風に思われちゃうの!?」


「ちがうの?」


「あの…全然そんなつもりサラサラなかったんだけど…」



蒼井を家に呼んだのは単純にデート場所がないってのと、その日は家に誰もいないから呼んでも何も言われないからと思って呼んだだけなんだけど…



「政宗にそんな気がなくても呼ばれた女の子はそう思ってるかもよ?」


「え!?」



それはマズい…
非常にマズい…

実は気持ち悪いと引かれてたらどうしよう!


でもわざわざ「そんなつもりはない!」と言うほうが言い訳がましいし…何言ってんだコイツってカンジだよな?


どうしよう!



「どうしたらいい、なっち…」


「でも彼女は嫌がる素振りなかったんだよね?」


「むしろ感動してた…」


「じゃあ大丈夫でしょ。」


「なにが!?なにが大丈夫なんですか!?」


「つまりその、同意を得たってことでしょ?」


「同意?」


「何かいやらしいことがあっても大丈夫ですよっていう同意☆」


なっ…なに言ってんのなっち!