ダーリンは王子様★

「背中にヒシヒシと視線を感じんだよ。」


「えへへ☆つい気になって…てか海外旅行って、大空がさっきしてた話じゃないですか!」


「ウソも方便。王子には時として必要なウソもあるってことだよ。」


「ふーん……そういえば、今の田中さんって方、前にタダっちがくれたお菓子かなんかも持ってきてくれてませんでしたか?」


「お前本当そういうどうでもいいことに関してはズバ抜けて記憶力いいよな…」


「へへんっ♪」


「いやあんま褒めてないし…」


「さっき“いつもありがとう”って言ってましたけど…」


「あぁ。結構今みたいにちょくちょくお菓子おすそわけに来てくれんだよ。タメなんだけど、去年から結構顔出してくれてるんだよね~。」


「へぇ…」


「なに?もしや妬いてる?」


「はい。」


「あの…俺今冗談で言ったんだけど。」


「え!?恥かしいっ!」


「照れんなよ。こっちのがハズいわ!」




王子はあたしの頭をグシャグシャっとかいた。










――――――――――

「え!?家に行くの!?」


「うんっ☆」


次の日、早速昨日のことを香奈ちゃんに報告。


「外デートだとバレたら大変だし、家ならその日誰もいないから静かでちょうどいいかってさ♪」



あたしは思い出し笑いを浮かべながら頬杖をつく。


「アンタそれ…どういうことか分かってる?」


「え?」