ダーリンは王子様★

「見たところ女子にキャーキャー言われる王子とやららしいけど、ユカリンのことたぶらかしてるの?」


たったぶらかす!?

どういう意味…



「つまり俺が遊びで蒼井に近付いてんじゃないかってこと?」


「そ。王子だかなんだか知らないけど僕だってそれなりにカッコいいと思うし…」


自分で言うか…



「何より3年間ずっとユカリンのこと好きだったんだもん…そう簡単に諦められないよ。」



コイツはやたらと鼻につくし、なんかムカつく。


キャラ的にムカつく部分もあるけど、多分俺より蒼井のことを知ってるし俺より蒼井のことを好きかもしれない、それが悔しくてムカつくのかもしれない。


正直俺は蒼井が転校したから転校するかって言われたら多分しない。


会いには行くだろうけど多分しない。


だからって蒼井が好きじゃないのかって言われるとそういうわけじゃない。


「確かに俺はお前にとったらポッと出のわけわかんないやつかもしんないけど、お前と同じように俺だって蒼井のことを大事に思ってる…」



うわー
こんなこと他人に聞かれたら恥かし死にするー!


そう思いながらも勝手に言葉が出てくる。



「…好きな期間が3年だろうが、1週間だろうが、好きってことは同じなんだから時間は関係ないと思う。」


言ってやった…

俺は満足げな表情で結城を見た。



「ふーん…ずいぶんやる気満々だけどさ、それは勝ってから言ってよね。」


本当鼻につくわコイツ!