ダーリンは王子様★

ベチッと蒼井にでこピンを食らわす。


「いたっ!何するんですかっ!」


「今のでちょっとは鈍感も敏感になっただろ。」



本当ニブすぎてイライラするけど、逆にこんだけニブいと告白したらどんな反応するか見物だな…


そのためにも結城には悪いけど、遠慮なく本気で戦わせてもらうよ。




先に5本先取した方が勝ち。

正直フリースローには自信がある。


球技大会もほとんどフリースローで点稼いだし。


ドリブルをしながらコートの中に入るとすでに結城が練習していた。





「…………う、うまいっ!」



結城のボールはキレイに弧を描き、ゴールに吸い込まれるように音もなく入った。



「上手だね☆」


王子スマイル全開で結城に近付く。



「中学んときバスケで全国行ったからね♪」


憎たらしいくらいの笑顔で返される。


「あ、そぉ…」



ダメダメ…大人な対応しないと…



「てか、アンタが本当はそんなキャラじゃないくらいお見通しだよ。」


「はっ!?」


「さっきドアで盗み聞きしてたけど話し方とか超フツーの男子ってカンジだったもーん。」



カッチーン。



「本当は王子、演じてるんでしょ?みんなには黙っといてあげるからさ、素でおいでよ☆」


コイツ…完全になめてる!!

てかなんで上から目線!



「……じゃあ遠慮なく素でいかしてもらうけど…俺、勝つかんね。」


ヘラヘラと笑う結城を冷たくあしらう。


「その言葉そっくりお返しします☆」



はーっ!

いちいちイライラするわコイツ!


「てか、あなた、ユカリンのなんなわけ?」


「は?」