ダーリンは王子様★

マジヘコむんですけど…


蒼井に空気とか流れとか雰囲気を読むってことは出来ないのか!?


旅行んときもそうだけど…最後まで言わなきゃわかんないわけ!?


大体ヤキモチだのお前が必要だの言ったら好きだって思わないかフツー!



………………………


そうだ…



蒼井はフツーじゃなかったんだった!(←失礼)



「僕はユカリンを追いかけて転校してきた…それなのにポッと出のわけわかんないイケメンなんかにユカリンを取られるわけにはいかないんだよっ!」


「ポッと出のわけわかんないイケメンって…褒めてんのか、けなしてんのかよくわかんないんだけど…」



「僕はお前よりユカリンを好きな自信がある!だから勝負しろ!」


「あの…だからなぜそれで勝負に…」


「勝負して負けたら潔くユカリンを諦める!」



んな…むちゃくちゃだろ!



「どっちが本当にユカリンにふさわしいか勝負だよっ。」


「言いたいことは分かったけど…何で勝負するの?」


「バスケット☆フリースロー対決!」


「フリースロー?」








こうして俺は結城の勝負を受けてたつことにした。



「あの王子…こんな勝負全然断ってくれていいんですよ!?」


対決前、バッシュに履き替える俺の横で蒼井が申し訳なさそうに言った。


「…売られた勝負は買う主義だから、俺。」


「でも王子には勝負する意味なんてないじゃないですかっ!」


「大アリだっつーの!」