ダーリンは王子様★

「だから…その…ごめん。蒼井の気持ち知ってるくせに…いじわるなこと聞いた。」


「……本当ですよ。」




めずらしく蒼井はリアルに怒っているようだった。怒っているというかヘコんでるというか…


そりゃそうだよな…


今まで好き好きこんだけ言ってんのに、違うやつのこと好きなんじゃないのって疑われたら、


ショックだよな…



「ごめん…結城にヤキモチやいたの。」


「……ヤキモチ?」


「俺は立場が違うからお前に堂々と話しかけられないし、気安く会いにいけないし、触れないし…」


…触れないしは余計か。変態発言。



「だけど…結城は違う。いつもお前の側にいれる…いつだってお前と話せるし一緒にいれる…それが俺にはうらやましくて、ヤキモチやいた。」



蒼井はキョトンとしていたが俺は話を続けた。

てゆーか、止まらなかった。


ここまで言っちゃうと最後まで言いたくなるし!



「お前のこと結城に取られるんじゃないかって不安だった…いや、お前は俺のものじゃないんだけど…その…俺にしてみたらスゴく必要だし…」



結城が現われて分かったけどやっぱり俺は蒼井が好きらしい。


今までは蒼井が好きだと言ってくれることが当たり前で、ひとりで勝手になぜか安心していた。


だけど、お前を好きだというやつが現われて、気にすることないって思いながらもやっぱり気になって…


もしも蒼井が俺を好きじゃなくなったらって考えたら…


急に不安になったし、誰にも取られたくないと思った。