ダーリンは王子様★

「あたし…なんか王子に悪いことしちゃいました!?」


「はっ?」


「なんだか最近王子の様子がおかしいっていうか…もしかして自分で気付かないうちに王子にいやなことしちゃったんじゃないかなって不安で…」


そう言って蒼井は涙目で俺の顔を見上げた。




いーやー!
やめてー!
俺その顔に弱いんだっつーの!
理性飛ぶからっ!




「…お前、思い込み激しすぎ…」


「だって…なんだか王子が……」



蒼井はシュンと切なそうに下を向いた。



なに…なんなの!
やめろっつーの!
それ以上そうゆう悲しそうな顔すると手だすよ!


抱き締めるよ!



……やっぱ俺ただの変態じゃん…



あーもー!


本当自分にイライラする!




「その…確かに俺が変なのはお前が原因なんだけど…」


「えっ!?やっぱり…」


「でも!それはお前は全然悪くなくて…その…」




ヤバい…


この勢いで言っちゃいそう…


好き


かもしれないって…



いや、好きなのか…


好きだと


言うか!?

言うのか俺!





「お前は全然悪くない…その…つまり俺がお前のことを…」


「もしかして大空のことですかっ!?」




………は?
大空?


ガクッと肩から制服がズレた気がした。



「大空が王子に対して失礼だから怒っちゃったんですね!?本当ごめんなさい!」


「え…いや…」


確かにアイツにはムカついてるけども!