ダーリンは王子様★

そう言うと結城は俺の両肩をガッシリつかんだ。



「ちょっとアンタ、人の彼女に手ェ出さないでくれる!」


「…か…彼女…」




だと!?



「勝手にウソつかないでよーっ!ちょっと来て!」


「えっ!?でも僕まだ言いたいこと全然言えてないんだけど!」


「いいから来て!じゃあ王子失礼しましたっ!」



蒼井は結城をムリヤリ引っ張って部屋から出て行ってしまった。







「……な…なんだったんだ…一体…」



蒼井にあんなベッタリくっついた挙げ句、彼女取るなって…



何様!?


蒼井の様子から言って彼氏ではなさそうだけど…


まさか元彼!?




『意外にのんびり構えてると、後悔するかもよ☆』



梓さんが言っていたことって、もしや、こういうこと??





……つーか、


寸前でキス出来なかったんですけど!



いや告白してないんだからできなくて逆にラッキーだったのか…



でもなにこの虚しさは!!




あぶねぇ…


もしあそこで結城が来てなくてキスしてたら…



俺、


どうなってたんだろー…




理性って飛ぶことあるんだなぁ…



って!感心してる場合じゃないし!






結城大空…


何者なんだアイツ…