ダーリンは王子様★

次の瞬間、黒髪で長身の可愛い顔をした男子がソファーをひょいっと飛び越えてやってきた。



「大空っ!」



そ、そら??



「ユカリンみーつけたっ☆」



…………ぁ…あ―――――っ!!



そいつは蒼井を見つけるなり駆け寄って抱き付いた。



なに!?

なんなのコレ……

なんで蒼井に抱き付いてんの。



てか誰コイツ!!



……いや…落ち着け…冷静になれ俺…


俺は、


王子!


取り乱さず、落ち着いた対応を……



俺はコホンと咳払いをするとイスから立ち上がった。



「あの、こちらは蒼井さんのお友達?」



王子様スイッチON!


俺は満面の笑みで男子の方を見た。



つーか、いつまで抱き付いてる気!?




「あ…王子…えっと、こちらは中学の友達で今日転校してきた…」


「結城大空ですっ☆」


結城ね…蒼井の中学時代の友達……




「てか、ユカリンこの人誰ー?」

「!?」




こ、この人…だと!?


思わず眉毛がピクッと動いたがなんとか笑顔をキープさせた。



「超カッコいいね!芸能人みたい!え、まさか芸能人!?」



マジでなんなのコイツ!小学生かっ!




「この人が…王子の、二階堂政宗先輩、だよ☆」


蒼井が結城をつき離すと気まずそうに答えた。




「……王子………あ――――っ!お前があの王子ー!!??」