ダーリンは王子様★

ふと、横からピアノを弾いていて身体が王子にくっついているのに気付いた。


ヤバい…
気付いたらドキドキしてきた!


緊張した瞬間思いっきり音を外す。



「…なにそのマヌケな間違い方。」


「えへへ…緊張しちゃって…」


「緊張?」


「だって!王子が…………」



パッと王子の方を見ると、王子と顔の距離がめちゃくちゃ近く思わず言葉に詰まった。




王子の顔をこんなに間近に見たこと…あったかな。


王子の目にあたしの顔が映るくらい…近い…




「…………俺が…なに……」


「いや…その…」



「……………………」



ヤバい…

心臓が爆発

しそうな…

勢い。





そしてこの沈黙は……




「………蒼井…」



「…はいっ……」



どうしよう…やばい…これは…あの…雰囲気的に……






王子の顔がまたさらにあたしに近づいた。






そして、唇が………くっつ……………












ガラッ!!




「ユカリン!!」


ガタガタガタっ!!

ドスンっ!!










「ふぎゃあっ!」





イスから転げ落ち思いっきり尻餅をついた。



「ユカリン!いるんでしょ!」



こ、この声は………