ダーリンは王子様★

「あたしもそれ賛成~。1年の中ならズバ抜けてカッコいいと思うしー。」


「なに?王子候補?王子候補になればユカリン好きになってくれるの!?」


「いや…そういうわけじゃ…」


「うわああん!」



……また泣く。



でも…大空ならキャラ的に王子に向いてそうだし…


王子に相談してみよう!









「ユーカリンっ♪一緒帰ろう☆」


放課後、大空がオシャレでかわいいリュックを背負ってニコニコしながらやってきた。



「ごめん!帰りたいのは山々なんだけど今日はちょっと予定があるから…」



王子に呼ばれてるんだったよ!

忘れてたっ。




「予定?なぁに?僕も一緒についてくー☆」


「いっいやいや!ダメダメ!」



王子のとこ行くなんてバレたらまた泣きそうだし…



「なんでダメー?」


「今日はひとりじゃないとダメだから!さ!また今度、ね♪」


「ちぇー。」


「ごめんねっ!」



あたしは大空を振り切るようにして教室を出た。



フゥ…

危なかった…


足早に別館に向かう。


そういえば、VIPルームに行くのもだいぶ慣れたなぁ…


てか最近気付いたんだけど別館4階って生徒会役員の人と王子たち以外は出入りしてないから意外と見つかんないんだよね…


生徒会室の前だけ気をつければ意外に大丈夫☆




「失礼しまーす。」