ダーリンは王子様★

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「あ、政宗おかえり~。どこ行ってたの?」



ホテルの部屋に戻るとなっちが携帯をカチカチしながら俺を出迎えた。


「ちょっと…外の空気を吸いに…はあ…」


俺は疲れきったようにベッドに倒れこんだ。





俺って一体


なんなんだろう。



最近の俺は


俺じゃないような気がするっていうか…



どんどん蒼井に気持ちを吸収されているというか…


蒼井に傾いているというか…



自分でも正直なんであんなことを言ったんだろうってビックリだわ。


あのまま真さんが現れなかったら俺は確実に蒼井をす…す……



「すーっ……!」



「どうしたの?」



ひとりごとのように叫ぶ俺になっちが不思議そうに首を傾げた。



「…いや…なんでもない…」



「恋の悩みでしょ☆」



意外なとこをつかれ思わずベッドから飛び起きなっちを見る。



「図星かあ。王子が恋愛禁止だとしても人を好きになっちゃうのはしょうがないもんね。黙っといてあげるよー王子の名誉にかけて♪」


「なんでわかんの…」


「見てたらわかるよ~。」



俺そんなにわかりやすいかな…



「今日買った指輪もその子にあげるためでしょ?」


「見てたの!?」


「俺ボーッとしてるようで意外に見てるからね。」


ニヤリと笑うなっちがものすごく怖くて鳥肌が立った。