ダーリンは王子様★

♪♪~…♪…♪~


「………。」



バイオリンの音色がピタッと止まり、男の子がバイオリンを静かに降ろした。




「ぅおっ!」



ヤバいっ!
見てるのバレた!?


慌てて近くにあったベンチの後ろに隠れる。



「この手紙を書いたのは……アナタ?」





……手紙?



いやあたしは手紙なんて書いてないです!



「そう、俺。」





なぬっ!?



ベンチの隙間から刑事のように様子を伺う。


男の子の前に現われたのは同じ背丈くらいの男の子だった。


なんてゆーんだろ…言うなれば、


今風ってカンジの、戦隊モノに出てきそうなイケメン!



二人の間には何とも言えない重々しい空気が流れている。



なんだなんだ!?
ケンカか!?
果たし合いか!?


かっちょいー☆


チャララ~チャララ~♪


頭の中で仁義なき戦いのメインテーマが流れる。