ダーリンは王子様★

「…ってのが僕のポリシーなの☆」


「ずいぶん長いポリシーですね…」


「むしろ、好きな人に好きな人がいて応援します!頑張ってください!なんて言える人の神経が僕にはわからないよ。僕、結構心狭いでしょ?」


意地悪そうにニコッと笑うあずさんだけど、あたしも含めて、あずさんと同じようなことを思ってる人はきっとたくさんいるんじゃないかと思った。


「恋をしてるときはみんな必死だし、必死だからわけわかんないことしたり、悩んだり、考えたり、恥かしいことをしたりする。カッコ悪いのは当たり前で気にすることはひとつもないんだよ、ユカちゃん☆」



本当にあずさんはあたしのこと全部お見通しなんだなぁ…何者だよ。


でも………



「あず先輩のおかげで吹っ切れました!あたしはやっぱり王子のこと好きだし…諦められません!」



好きなのを諦めるなんて、そんなのやっぱり悲しいと思うし、あたしにはムリだよ。


王子、あたしはイイ人になんかなれないみたいです。




「さっすが~♪それでこそユカちゃん☆やっと本調子になったね♪」


「はいっ!ありがとうございます!あず先輩のおかげでアドレナリン全開です!」


「ヨカッタヨカッタ☆」



あたしは今まで通り、何も変わらず王子にぶつかっていこう!


そもそもあたしみたいな単細胞が色々考えたってイイ答えなんて出ないんだし。