ダーリンは王子様★

「はぁ……相変わらず嵐のように去っていくなアイツ……って、おい!どうした!」



あゆみさんが出て行ったあと、王子の横で死んだようにテーブルの上に顔を乗せる。


「キレイで…スタイルよくて…かわいくて…明るくて…ハキハキしてて…優しくて…完璧な人ですね…」


「なにそれ、ひがみ?」


「王子!」



ダンっ!


ガバッと起き上がり拳でテーブルの上を勢いよく叩く!


「なんだよ、今度は…差が激しすぎて怖いんだけど…」


「彼女はいないってあたしに言いましたよね?」


「言ったよ。」


「あれはうそですか!?」


「いやウソじゃないし。」


「あゆみさんと…付き合ってるんじゃないですか!?」





これじゃまるで取り調べだけど…




「…あゆはそーゆーんじゃない。」



そうなのか…


思わずホッと胸をなでおろす。



「……憧れの人。俺が、ずっと好きだった人だよ、アイツは。」



















す、




好きだった



人…




「あの…詳しく教えてください。」



「…まぁ…そこまで言ったからこの際全部話すけど…確かにさっきも言った通り、俺とあゆは幼馴染みだ。



物心ついたときにはすでにあゆはいつも俺の側にいた。


あゆは昔っから人なつっこくて面倒見がよくて人気者。


人見知りが激しかった俺はあゆと遊ぶことが多かった。


おまけにあゆは頭が良くて、勉強も出来て、俺もそんな風になりたいってずっと憧れてた。