ダーリンは王子様★

す、すごい…

スゴいしゃべる!


でも…


明るくってカワイイ人…


「結婚式まで結構ヒマな日多いからちょいちょい政宗んち行くね♪紗世ねぇにも会いたいし!」


「あんな姉貴に会いたいとはお前も物好きだな…まぁ…勝手にくれば…」



王子はあゆみさんの方を見ず、窓の外を見ながら言った。






いいな…


あたしなんて行きたいって言ったら全力で断られるのに…




なんと言い表せばいいかわからないのだけれど、


ここには、


王子とあゆみさんしか知らない、そんな空気が流れていた。




あたしは確かに二人の輪の中にいるのに、全然入れていない気がする。



直感的に、


王子とあゆみさんは




特別な関係なんじゃないかな


って


思った。




「……あゆ、携帯鳴ってる。」


「あ、あたしか。」


テーブルの上に置いてあった真っ黒な携帯がブルブルと震えていた。


「……あ!やっばー…あたしこのあと友達と会う予定だったんだ!」



メールはその友達からだったのか、あゆみさんは携帯を開いて見るなり叫ぶように言った。


「ごめん!て、ことであたし先出るね!あとはお二人ごゆっくり♪お邪魔してごめんね☆じゃあユカちゃんまたねっ☆」


「はっはい!あの!コーヒーごちそうさまでした!」


ちゃっかりごちそうになってるあたし…


「いえいえ☆」