ダーリンは王子様★

「おい…いつまでこの態勢でいる気?」


「死ぬまでです☆」


バシッ!


「いったっ!」


いいニオイにうっとりしているあたしの背中に全力でチョップが入った。


「勝手にやってろ。俺は帰るぞ。」


「ちょ、ひとりじゃ出来ないですよ~!」




王子って、優しいんだか冷たいんだかよくわからん。




―――――――――

昇降口を抜け校門に向かって並んで歩く。


「お腹すいたー。王子なんか食べに行きましょうよー!」


「アホか!この辺で食ってたら誰かに見られんだろ!」


「じゃあ王子の家に行きましょう♪」


「なんでそうなる!」



ぶぅー……




………………ん?



ふと、校門の前を同い年くらいの女の子がウロウロと歩き回っているのが見えた。



「ねぇ王子…あそこに女の子がいるんだけど…ウチの学校の子かなぁ…?」


「えっ!?マジ!?どどどうしよう…」


「ちょ、おおお落ち着きましょう王子!」


「落ち着くっつったってもうあんな目の前にいるんだぞ!?どー落ち着けって……」



ふたりでギャーギャー騒いでいる声が聞こえたのか女の子がこちらを見た。



やばい!




「………政宗っ!」





………………ま、


政宗………?