急に叫んだオーナーの声に驚いて、思わず顔を上げる。
可愛い?あたしがっ?!?!
顔が赤くなるのが自分でも分かった。
オーナーはただあたしを見ながら目をキラめかせていた。
「蒼衣ちゃんは制服似合うと思ったんだ~♪私がオーナーになる前にその服着てたんだよ!蒼衣ちゃんにはちょっと大きすぎたかな?」
「いえ!すごく可愛いくてあたしには勿体ないです…」
また俯くと、オーナーはいきなりあたしの腕を引っ張って部屋を出た。
えっ、ちょっと!!まずいって~…
そのまま駆けて向かったのは、さっき初めに挨拶をした場所。
そこにいたのは健斗さんとその他の先輩さん達。
やばいっ、死んじゃう……
照れて思わずオーナーの後ろに隠れるあたし。
だけど健斗さんに引っ張られて…
皆にお披露目会になってしまった。
「すごく可愛いでしょ?私が見込んだ通り♪」
「可愛い~っ♪初々しいね~蒼衣ちゃん♪」

